2001年12月14日

かんごく島/生田直親、田中憲

(お尋ねマンガ解決済ファイル)

[8] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

タイトル教えて下さい 投稿者:こさむ  投稿日: 7月31日(月)19時30分41秒

昔『ぼくらマガジン』で、孤島の連続殺人のマンガがあったのですが、タイトルを思い出せません。どなたかご存知ないでしょうか。ちょうどクリスティの『そして誰もいなくなった』のようなストーリーだったのですが。一人殺される度に登場人物欄が黒枠で囲まれるのが印象的でした。

guest 2001/05/01 00:50:26

[9] Re[1] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

孤島の連続殺人? 投稿者:bonso  投稿日: 8月 1日(火)07時51分27秒

こさむさん、はじめまして。
『ぼくらマガジン』で書きこみを頂いたのは初めてですよ。
嬉しいなあ。でも、・・孤島の連続殺人のマンガ、ですか?
ううむ、これっぽっちも記憶がありません(そんなばかな・・)。
絵のタッチはどんなだったか、思い出せますか?

bonso 2001/05/01 00:51:07


[10] Re[2] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

ぼくらマガジン 投稿者:こさむ  投稿日: 8月 1日(火)14時38分03秒

(前略)
そうですかご存知ないですか…残念です。10週程度の短期連載作品でしたからねぇ。友人も憶えていたので記憶違いでないことは確かなのですが、2人ともタイトルを思いだせないのです。
記憶に残っているシーンは──最初犯人と思われていた怪しい婆さんが実は主人公の味方で、崖から落ちそうになったところを主人公に手を掴まれ助けられたが、このままでは二人とも落ちてしまうと判断して、ナタで自分の手首を切断して一人で落ちていく。
あとこれはミステリーのネタばらしになってしまいますが、犯人は実はヒロイン役である主人公の義理の妹(継母の連れ子)。子供の頃、物語の舞台である孤島の洞窟に実の父とともに閉じ込められ、父親は死ぬが娘は助かる。その復讐が連続殺人の動機となっていた。父親が腹をすかせた娘のために自分のふくらはぎを切り取って食べさせるなどのエグいシーンもありました。
サスペンス性や犯人の意外性などミステリーとしてのなかなかの出来栄えで、ぜひもう一度読みたいと思っているのですが、復刻版なぞとても望めそうにないですねえ。

guest 2001/05/01 00:51:53


[11] Re[3] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

ふくらはぎ・・(こ、怖い) 投稿者:bonso 投稿日: 8月 1日(火)23時51分23秒

こさむさん、さっそくの2度目のご来場、&お探しのマンガのこんなに詳しい説明、どうもありがとうございます。
それにしても、ここまでお聞きしてもまったく記憶がないとは・・。
30年以上も前なのですから、仕方がないのかもしれませんが、
・・でも、ああっ、くやしい〜。ちゃぶ台返しっ!!(ノ`o´)ノ ┫:・'.
すいません、取り乱しました(笑)。

手首の話、ふくらはぎの話、さすがは昭和40年代ですねえ!
復刻なんかされるワケがありません(笑)。
これだけインパクトのあるエピソードなのに、思い出せないのが本当に不思議でならないです。さっき家に遊びに来た、小学生時代からのマンガ友達に聞いてもダメでした。
「アシュラ」や「おろち」や「デビルマン」のあった年代ですので、
そういう刺激にはなれっこになっていたのでしょうか??
考えてみれば、それってかなりスゴイですよね・・。

bonso 2001/05/01 00:52:36


[63] Re[4] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

題名は「かんごく島」原作・生田直親、画・田中憲で、
「週刊ぼくらマガジン」70年35号から連載されていたようです

kkrryy 2001/07/26 00:57:58


[64] あああああああありがとうございます!!!!!

うおおおおおーーーーー!!!!!マジっすか!?(感涙)
どのようにして調べられたのでしょうか?
早速検索してみたところ、タイトルと作画の方の名前では
これといってHITしなかったものの、原作の生田直親さん
で多数HITがあり、ミステリーも何本か書いておられる
作家の方だと分かりました。間違いないようです。
おかげで20年来のモヤモヤが晴れました。
kkrryyさん、本当にありがとうございます。

いやーここに来て良かった。この場を提供していただいた
bonsoさんにも深く感謝いたします。

こさむ 2001/07/27 04:41:30


[66] Re[6] (祝)1年かけてついに解決!

こさむさんの初ご訪問から、今月末でちょうど1年たつんですねえ。
祝! 1年目の問題解決。おめでとうございます!

kkrryyさん、情報どうもありがとうございました。
大好きな昭和マンガのHPを作ってから、こんな嬉しいことはなかなかありません。

お二方とも、マニアックなHPに、これからもおつき合いよろしくお願いします。

bonso 2001/07/27 23:58:33


[67] Re[7] なぜ判明したか

と言いますと、yahooのオークションに出品されている「ぼくらマガジン」の出品者の方に教えていただいたのでした。70年36号の目次に「かんごく島」という作品が掲載されており、もしやと思って質問してみたら連続殺人ものということが分ったのです。自分も読みたかったので、ある程度の額を入札してはみたのですが、7千円から1万5千円での取引があたりまえらしく、相手になりませんでした。

kkrryy 2001/07/30 23:40:33


[68] Re[8] なぜ判明したか

私達が、もう1度読みたいと思っているものは、すでにそういったオークションで高額取り引きされる対象になっているんですねえ・・。

でも、思い出の名作に触れられる機会がひとつでも増えたのは、とても喜ばしいことです。ヤフーオークションページに掲載の、ぼくらマガジンや少年キングの表紙画像、いそいそとダウンロードさせていただきました(笑)。

bonso 2001/08/05 23:55:42


[78] Re[5] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

  かんごく島懐かしいなあ。
  もう一度みたいです。
  殺人方法が実に巧妙でしたねえ。
  中でもヤンキー風の男がねずみに食われて殺されるシーンは
  印象に残ってます。

すすむ 2001/12/12 14:51:13


[79] Re[1] ぼくらマガジンの孤島マンガ。

  もうご存知かもしれませんがそれはかんごく島です。
  殺人方法が実に巧妙でしたね。
  思いがけない人物が犯人なんです。
  もう一度みたいなあ。

すすむ 2001/12/12 15:04:33


[80] すすむさん、はじめまして。

HP管理人の、bonsoです。ようこそいらっしゃいませ。

「かんごく島」情報、どうもありがとうございました。
昭和40年代の少年マンガ誌「ぼくらマガジン」は、連載マンガ陣も今考えてもとても充実していて、思いで深いものばかりです。

でもさすがにもう、まるで覚えていない作品も多いですが、いつも掲示板で、皆で話題にしては楽しんでいます。

bonso 2001/12/14 00:03:42


かんごく島/生田直親、田中憲 昭45〜
posted by bonso at 00:00 | Comment(3) | 「ぼくらマガジン」 頁2
この記事へのコメント
関係ありませんが、田中憲さんって、「妖怪人間ベム」のコミック版を描いてらっしゃった方だったような。
で、月刊誌「ぼくら」か何かに連載されていた気がしますね〜。
なんか、記憶の奥底をつっついたら「ベム」が出てきました(笑)。
Posted by 時代屋だんぞう at 2005年12月13日 14:32
あっ、そういわれてみれば同じ名前! ・・気づいてませんでした。
「ぼくら」での「妖怪人間ベム」、ベロが田舎の分校脇の高い木の枝に腰掛けていた場面があったような気がします。またウロ覚え発言(笑)。

ところで偶然にも「〜ベム」のレコードの話をアップしましたよ。
Posted by bonso at 2005年12月13日 19:08
管理人様

初めまして。中之庄と申します。
いきなりで申し訳ございませんが、ぼくらマガジン連載の「かんごく島」につき、ネットで唯一情報があったのがこのサイトであったため、たどり着いたものです。
私も小学1年生の時この作品を読み、巧妙な殺人技法や意外な犯人像に完全にはまってしまい、おかげで45年経った今でも、断片的ながら記憶しています。
その後、ぼくらマガジンの一部でも入手して、自分の記憶がそれほど間違っていないことを感じるにつけ、どうしてもこの記憶だけでも残しておきたいという気持ちになった次第です。無論誤りもあると思いますが、それを正すのはもう不可能に近いでしょう。
長文でもあり、ご迷惑なら削除していただいても構いません。
それを承知の上で、先ず粗筋を以下に書かさせていただきます。



男子高校生(せいぜい大学1年か?)の克己は、年も近く仲の良い妹の美奈(だったと思いますが、間違っているかもしれません)、自分の父で会社社長のA、Aの後妻で自分には継母に当たるB、それにAの部下やバカンス目的のメンバーと、通称「かんごく島」を訪れる。今では廃坑になっているものの、この島の坑山を入手することで、Aは富豪にのし上がったのだった。
ところが一行が島に着いた直後、交通が杜絶される。その一方で、次々に巧妙な方法で殺される犠牲者が発生する。
飢餓にも苛まれ、お互いに疑心暗鬼になる中で、姿なき殺人者は今日も誰かを血祭りに上げていく。

こういうシチュエーションで、話は進んでいきます。
この下は犯人も含めたネタバレなので、知りたくない方は絶対に読まないで下さい。




実は一連の事件の犯人は美奈だった。
美奈は本来Aの実子ではなく、Aの前に坑山の権利を持っていたCと、当時Cの妻だったBの間に生まれた娘だった。
ところが、AはBと密通した上、坑山の権利を奪うためCを殺すことを計画し、Cとたまたまその日同行していた美奈(4歳頃?)が坑道に入った隙を捉え、爆薬を仕掛け落盤事故を起こす。
下敷きになることは辛うじて免れたものの、洞窟の奥深くに孤立してしまったCは、伝声管を通して助けを呼ぼうとするが、管の先の作業所でAが
「これで坑山もBも俺のものだ」
と部下に話しているのを聞いて、事件の真相を知ることになる。
そうなると、自分たちが生きていることは却って知られてはいけない。Cは身に着けていたジャックナイフ1つで、落盤を掘り進む。ネズミを捉えて食い、洞窟のたまり水を飲み、時には飢えた美奈のために自分のふくらはぎの肉を切り落として食べさせ、AやBやその他の関係者への呪詛を呟きながら、Cは復讐と娘を助けるために、最後には手も足も聞かなくなりつつも岩に噛みついていった。そしてついに突破口が開いた瞬間、
「やった、美奈。助けを呼んで来い。」
と叫ぶや、精根尽きたCはそのまま絶命する。
洞窟をさまよい出た美奈は救出され、Aの家で育てられるが、父の無念の思いを忘れることはなく、関係者一同が島に集まったことを好機に、復讐を始めたのだった。
これまで考え抜いてきた手法で巧みに一人ずつを殺害する美奈は、島に住む娘のために溺れさせられそうになる(それは克己に惚れていた娘の嫉妬によるものだったのだが)。しかし何とか逃れ、これを逆用して皆の前から姿を消すことで、犯行を有利に進める。時には自分が生きている姿を見られたからというだけの理由で、たまたま観光目的で来ていただけの何の恨みのないヒッピー風の青年を、洞窟の奥に突き落としネズミに食い殺させるなど、美奈は容赦のない殺人を続けていった。
克己もある殺害現場に立ち会ってしまったことで、美奈が生きていることも、事件の真相も知ってしまうことになる。しかし美奈は
「兄さんだけは殺したくないの。」
と言って、その場を去って行った。
最終回、島に生き残っているのは克己と美奈とAだけになる。飢えの余り土を食うほどの錯乱状態になったAだが、美奈を逆襲して捉え、坑山の線路に縛り付け土砂を満載したトロッコをそこに走らせ、処刑しようとする。
一番憎い相手に復讐を果たせない無念さを亡き父に詫びる美奈だが、克己がそこに飛び込んで、重傷を負いつつ美奈を救出した。息子の意外な行動と
「本当に謝らないといけないのは僕たちの方なんだ。」
という言葉に完全に正気を失ったAは、自らがトロッコに轢かれて絶命した。
「これでもう許してくれるね。」
と瀕死の息の下で美奈に問いかけた克己は、うなずく美奈を見て満足そうに息を引き取る。
それを見た美奈も
「兄さんを一人でなんて死なせないわ。」
と言って、用意していた毒薬をあおり、克己に寄り添いながら死んでいくのだった。


これが概要です。
ヒロイン然として登場し、何かあると「兄さん」と叫んで克己に抱きつく、今でいえば萌えキャラ風の美奈が、殺人犯だったという意外性。特に一度殺されそうになることで、却って読者には目くらましになり、途中から徐々に真相や動機が明かされていくストーリー展開、廃坑を利用したシーンや迫真的な描写、毎回異なる凝った殺人方法など、インパクトは素晴らしい作品で、だからこそ45年前のことを自分もある程度記憶している訳です。
その一方、構成というかプロットは、完全に破たんしていることもまぎれもない事実です。
先ず、Aが美奈を引き取って育てるという前提から、大きな疑問符をつけざるをえません。Cを殺し美奈をも死線を彷徨わせたのが他ならぬ自分なのですから、その美奈を身近に置くなど生理的にも耐えがたいでしょうし、何より自分の犯罪の生き証人にもなりかねない存在でもあり、洞窟から出た直後の美奈は衰弱しきっていたのですから、何かの方法で殺害し「懸命に手当てはしたが駄目だった。」と言えば、何とでもなったはずです。
まあ、それは目をつむりましょう。AはCと美奈が伝声管を通じ自分の会話を聞いていたことは気づかず、美奈は何も知らないと思い込んでいたとします。そうであれば、坑山も女も手に入れたAが仏心を出すこともあれば、「奇跡的に助かったCの忘れ形見を自分の子とともに養育している」と美談に仕立てれれば、世間体もよくなる。
「Aの野郎、Cさんが亡くなったのをいいことに、坑山も奥さんも自分のものにして、とんでもない奴だ。」
「大体こうなれば、Cさんの件だって事故だったのか、怪しいもんだ。」
などと痛い肚を探られることもなくなるという打算だって、働くこともありえます。
それでも、殺人が連続して発生すれば、犯人は一行の中にいるのは明らかで、動機を持っているのは美奈だけなのですから、真っ先に疑われるはずで、この点は弁解しようもない大きな欠点でしょう。美奈は最後にAに拘束されている通り、あくまで一介の少女であり、「まさかとは思うが万一を警戒しよう」くらいに大の男に思われただけでも、もう犯行継続は困難になるのが当然なのですから。
克己にしても、美奈を妹と思って育ってきて、更に真相や過去の自らの父の悪行を知り、更に美奈が自分を慕う気持ちだけは偽りないことを悟れば、美奈を憎み切れないということは理解できます。しかし美奈が落盤にあったのが4歳頃なら、克己は5歳か6歳のはずで、その年になっていきなりできた妹を実の妹と信じていたというのは、いただけません。義妹と認識していたなら、どういう経緯でそうなったのか、10年以上の間に興味を持たないことも不可解です。
私が直近で読んだのはぼくらマガジン40号掲載の第6話で、美奈がヒッピー風の青年に自分の過去を告白した上、前記のように惨殺する回です。この回も娘を助けようとするCの描写は鬼気迫り、最後「俺は無関係じゃないか」と必死に命乞いをしていた青年が大量のネズミに襲われるシーンも衝撃的な一方、そもそもCが手足も利かなくなるなら閉じ込められて数ケ月は経過しているはずで、その間ネズミを捕まえるだけでは生き延びられないだろうとか、岩にかじりついて動かすことなど人体力学的に無理だろうとか、大体ネズミは臆病な生き物でピンピンしている人間を襲うのか等、切りがないほど突っ込みどころに溢れています。
(この号だけでも保管しておけばよかったのですが、ご高承の通りこの雑誌は入手も高額な一方、持って行けばそれなりに買ってくれるところもあるため、手放してしまいました。)

実は当時のマンガは、単行本化ということをあまり想定していなかったと思われます。他の作品でも名は挙げませんが、読み返してみると伏線が回収されてなかったり、最初と設定が違ったりという例は、いくらでもあります。
あくまで週刊連載の一発こっきりという前提なら、原作者としても多少の不自然さは目をつむり、ギミックにこれでもかと思い切り凝ることで、連載期間中に読者に強く印象つけることを狙った異色作。それがこの「かんごく島」だったということなのでしょう。
もう刊行されることがあり得ない作品である以上、仮に今後興味を持った人が万一現れた時のために、長文ではありますが失礼させていただきました。
Posted by 中之庄 at 2015年09月03日 23:17
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