2000年08月02日

生き人形/坂口尚


前後編か3話続きくらいで発表された。もしかしたら、タイトルは間違っているかも知れない(笑)。作者も分からない。

ちょっとしたショックで手足がポロリともげてしまう、奇病にかかった少年。両親にも見捨てられ(記憶曖昧)、置き去りにされた団地の一室で、生きようともがく。頭と胴体だけでもそもそと這いずりながら、大口をあけてゴキブリに食らいつこうとする、アップの1コマを、はっきりと覚えている。水を飲むために水洗の便器に顔をつけたまま死んでしまった、真上からのアングルの、救い様のないラストシーンも忘れられない、猟奇的な短編。

「ウルフガイ」の坂口尚の作品だったような気もする、・・が、「ウルフガイ」の画のイメージとはまた少し違う感じもするし・・。画的には、初期の山上たつひこに似ていた。そういえば、山上の「光る風」にも " 戦闘で手足を失った軍人 " という、モロに江戸川乱歩の「芋虫」なキャラクターが登場していたが、近しい関係の作者だったのだろうか・・(山上本人でないのは確か)。

※追記
後日、掲示板で坂口尚と確認(ありがとうございました)。

生き人形/坂口尚 昭45
ぼくらマガジン
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2000年06月14日

ぼくちゃんの戦場/正岡としや


正岡としやのマンガの記憶は、少年チャンピオンの「千代の介がきた」(昭54頃)からで、こちらはまるで覚えていない。
ほんのひとつだけ、戦中(戦後?)の田舎の小学校で、肛門にメンソレを塗るいじめの1シーンだけが記憶にある。主人公の少年がいじめられっ子をまとめて、いじめグループに立ち向かう話ではなかったか・・??
(「千代の介〜」の方もたしかこんな感じの内容だったっけ)

ぼくちゃんの戦場/正岡としや 昭46〜


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どくとるナンダ/ジョージ秋山


聴診器を首から下げた、ジョージ秋山のヒゲヅラ白衣のキャラクターの絵は頭に浮かぶが、内容は忘れてしまった。どくとるナンダと助手とのやりとりが可笑しいギャグマンガだったとは思うが。

どくとるナンダ/ジョージ秋山 昭44〜
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ハクション大魔王/内山まもる 他


テレビ版は、私の故郷大分県ではリアルタイムで放送されてなかったと思う。地方だと半年〜1、2年遅れは普通だったので。

ハクション大魔王はとてもメジャーなキャラクターだが、マンガの内容の方はさすがにもう忘れてしまったな。
大魔王か、主人公の男の子だったかが食べすぎでお腹がぱんぱんになり、アクビ娘が魔法で消化剤を出すのだが、直径1メートルほどもあるロールケーキ型の薬で、それを食べてさらにお腹が苦しくなるといったギャグシーンがあったような、なかったような・・。


※追記
マンガ家さんが不明だったが、クレジットは『吉田竜夫とタツノコプロ、絵・内山まもる/松岡よしき/富田まさよし、脚本・天馬正人』と掲示板で書込みをいただいた(ありがとうございました)。

ハクション大魔王/内山まもる 他 昭44〜
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2000年06月10日

餓鬼/ちばてつや


とある村落で、莫大な財産を受けついでしまった少年、立太。細かい部分は忘れたが、隠し財産のありかを狙う、欲にまみれた村人達に殺されかけたか、乞食と一緒に放浪したり・・(記憶を失っていたのだっけ?)。運命に翻弄され、再び村に戻るも、最後は燃える札束に埋もれて焼け死んでしまうという、救い様のない終わり。

やさしくて温かみのある、ちばてつや先生の作風からはあまり想像できない、異色作。ぼくらマガジンの面目躍如か、私的には、当時ちば作品の中でこれが一番好きで、熱心に読んでいたりする。やっぱりマイナー好みなのかなあ。それとも、この暗さが昭和40年代中〜後半のひとつの色だったかも知れない。ジョージ秋山の「銭ゲバ」(少年サンデー、昭45〜)、上村一夫「同棲時代」(昭47〜)などもこの時期だし。

単行本では、ハードカバーのちばてつや全集(?)に収録されていたが、表紙の固いのは読みにくくて好みでないので、他からの復刻などを待ち中。

餓鬼/ちばてつや 昭45(44?)〜
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2000年06月09日

仮面ライダー/石森章太郎


石森章太郎の代名詞ともいえる、説明不要の国民的メジャーヒーローの原作マンガなのだが、13人の仮面ライダーに本郷猛が射殺されてしまった、少年マガジン版のインパクトが強すぎたせいか、連載スタートが後期のぼくらマガジンからだったことを、最近まですっかり忘れてしまっていた。

「コブラ男の巻」までが、ぼくらマガジンでの掲載だったようだ(以下、ぼくらマガジンは休刊。連載は引き続いて少年マガジンへ)。そういえば、コブラ男がライダーを " ワーム(虫けら)" 呼ばわりしていたシーンが、その頃住んでいた借家の茶の間の風景と共に思い出される・・(少年マガジンの方は、親戚の兄ちゃんの部屋で読んでいた)。

単行本は、サンコミックスにあったと思う。他、中央公論社の愛蔵版(全1巻)もある。どちらも入手は困難。


※追記
2005年現在では廉価本が容易に入手可能。

仮面ライダー/石森章太郎 昭45(46?)〜
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ハルク/西郷虹星 他


アメリカンコミック&ヒーローに詳しい人なら、「超人ハルク」は知っているだろう。「〜 ハルク(実写TV版)」は、私の故郷大分県でも放映されていた。この年には月刊マガジンで池上遼一の「スパイダーマン」も始まっているし、舶来ヒーローが人気だったのかも知れない(ちなみに、「宇宙猿人ゴリ」「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」から始まる、" 第2次怪獣 & 変身 " ブームの前年)。

実験中の事故で新種の放射線(?)を浴びてしまった科学者が、全身緑色の、ゴリラのような筋肉と怪力の怪物に変身してしまう。・・ぼくらマガジン版では、途中からだったか、お話の舞台は日本に移ったと思う。ハルクに助けられて行動を共にする、チャンチャンコの少年がいたような・・。

変身中のハルクは、知能程度こそ幼児並みなものの、性格は温厚。少年に危害が加えられたりして、道路のアスファルトを引き剥がして、戦車ごとひっくり返して暴れる時の、「ハルク、怒る」というセリフは、私と友達との間で流行り言葉にもなった(笑)。

描き手は不明。陰影のコントラストの強い、アメコミを意識したタッチというのを抜きにしても、他で見た覚えのない絵柄だった。ぼくらマガジンでは毎週2色刷りのページも多く、「ハルク」ではスミとグリーンがいつも使われていた。


※追記
上の時点で「超人ハルク」を描いていたマンガ家さんは不明だったが、 " 西郷虹星 " さん、だと掲示板にいただいた(2001年10月16日、11月7日/ありがとうございました)。

その後ネットで「ぼくらマガジン」の原物写真を何点か見つけてみたところ、
西郷虹星/小池一雄
西郷虹星/戸川幸夫
森藤よしひろ/小池一雄
の、3つのパターンがあった。

テレビSFマンガなどに複数の原作スタッフがついているのは普通だが(だよね?)、これまた入り組んでいる。いずれにしても、単行本化はまず望めそうにないだろう。


※追記2
2003年にSFX映画として新作上映されたので、現在では割りと馴染みの深いヒーローになっている。

ハルク/西郷虹星 昭45〜
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2000年06月08日

ガクエン退屈男/永井豪


学園バイオレンス・アクション。永井豪の暴力衝動が過剰なほどに発揮された、最初の作品だろう。前年に少年チャンピオンで連載開始された「あばしり一家」にもバイオレンス・シーンがあるにはあったが、「あばしり〜」はハレンチギャグが主な作品なので。

強暴・凶悪化の一途をたどる学園闘争。教師は武装し、学内には用心棒が配備された。後に「教育ウエスタン時代」と呼ばれた時代・・。

・・〜などというお題目、背景設定は実はどうでも良いことで、開放した学園の先生を笑いながら処刑しまくる学生ゲリラ、早乙女門土の、「学園を開放するなんざ、ホンの言い訳よ。戦う理由がなきゃあ戦いにくいからだよ。・・本当は、戦いたいから戦うんだ! 殺したいから殺したんだ!」というセリフに、このマンガの何たるかが集約されている。

そんな門土を異常者となじる、「ガクエン〜」のもう1人の主人公、美貌の青年、身堂竜馬も、冷静な自分に比べ野獣のように戦う門土を崇拝する学生達を、結局皆殺しにしてしまうなど、お話の序盤から異常な暴力&殺戮のオン・パレード。単行本はサンワイドコミックスから昭和60年に発行されているが、今では復刻はとても無理だろうから、もう少し詳しく紹介しておこう。

中盤から登場の、錦織つばさ。ビキニ姿でバイクを駆る、女学生ゲリラ集団 " つばさ党 " の党首。怪力無双の、学生ゲリラのアイドル。・・そのつばさを捕らえた " 地獄 " という醜い化け物キャラクターが、子供の頃に読んで強く印象に残っている。

「名前は忘れた。事故でね・・。過去の記憶もない。・・だが人は俺のことを地獄と呼ぶ。地獄と!」
〜 コマンドスーツに身をつつみ、ピストルも通用しないフランケンシュタインのような怪物で、門土のバズーカ砲で腹を貫かれ、右腕を吹っ飛ばされても死なない。顔面直撃の、3発目のバズーカで、門土辛くも勝利。

" 地獄 " の主人、三泥虎の助も強烈だった。
包帯につつみ隠されたその素顔を、捕らえたつばさに暴かれると、中から現れたのは身堂竜馬とうりふたつな美しい顔、・・だがその右半分は火傷でどろどろにただれている。自分が虎の助のクローン人間であったことを知った、少年時代の竜馬によって顔に硫酸を浴びせられ、屋敷に火をつけられ両親ともども焼き殺されていたはずの男だったのだ。

虎の助が住んでいる " 悪魔の館 " 、・・これがまた凄い。片輪に生まれたかわりに、様々な超能力を持っている、妖怪のような化け物集団の巣窟・・。怪力のつばさも、これでは館からの脱出は不可能。地下の拷問室で、醜い虎の助にいたぶられる、鎖につながれたオールヌードのつばさの絵は、子供心にも、猟奇的でエロチックだったなあ・・。

ラストのクライマックスは、虎の助の支配する学園 vs 竜馬の学生ゲリラ軍、そして、悪魔の館の化け物軍団 vs 門土軍と、竜馬に救出されたつばさ率いるつばさ党。門土のバズーカでバラバラにされたはずの " 地獄 " も、なんの説明もなく無キズで復活して参戦。ひたすら暴走する、永井豪の暴力と殺戮衝動は、後の代表傑作のひとつ「バイオレンスジャック」(少年マガジン/昭和48('73)年〜)へと、形を変え、より昇華されて受け継がれることになるのだろう。

早乙女門土、身堂竜馬の2人は、永井豪先生にとって特にお気に入りのキャラクターらしく、「バイオレンスジャック」ではセミ・レギュラー的な扱いを受けていた。(ちなみに、「〜ジャック」に2人が初登場した頃の「激闘! 門土編」〜「黄金都市(エルドラド)編」が、永井豪のペンの迫力が最も冴え渡っていた時期だと思う。冴え渡りすぎてPTAから小言をいわれ、「〜ジャック」はいちどポシャってしまったのだけれど・・)。

ガクエン退屈男/永井豪 昭45〜
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魔王ダンテ/永井豪


数千年もの間ヒマラヤの氷山に氷づけとなっていた、悪魔王ダンテの復活の生贄として、テレポートさせられた宇津木涼。ダンテに惨殺され、食われるも、黒魔術の儀式により現世に甦ったダンテの意識を支配していたのは、宇津木涼の精神だった。

「デビルマン」以前の、永井豪初の、神と悪魔を題材にした作品。
悪魔こそが、太古の地球先住人類の変身した姿で、宇宙からやって来たエネルギー生命体=神の正体は地球の侵略者であり、現在の人類は、肉体を得て超能力をなくした神の子孫であったのだ。

サン・コミックスから単行本化されていたが、入手は困難。昨 '99年に講談社コミックスでやっと復刻された(加筆改訂版)。第1次ウルトラブームの最中の作品なので、怪獣マンガのテイストも色濃い。・・というか、永井豪自身が怪獣マンガを描いてみようと試みてこうなったと、インタビューか何かで読んだ覚えはあるが・・。

モーニング誌上で連載中の「デビルマンレディー」の作中で、魔王ダンテが復活したが、同作にデビルマン=不動明が登場した時に比べ、永井豪のペンのノリが極端に落ちる。永井豪センセイ、ダンテにはあまり愛着がないのかなあ・・。

魔王ダンテ/永井豪 昭46(45?)〜


※永井豪の2大傑作「デビルマン」「バイオレンスジャック」の萌芽は、ぼくらマガジンにあったのだね。
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2000年06月07日

マウンドの狼/高橋わたる


内容は覚えていない。近所の古本店に単行本の1〜4巻がおいてあるのだが、ちょっと高いので手が出ない。この作品とは別に、戦争で左手首をなくしたラグビー選手のドキュメント(?)があり、絵柄的にこの作者=高橋わたるだった気がするのだが、単なる勘違いかも知れない。

マウンドの狼/高橋わたる 昭45〜
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魔首/浜慎二


胸から腹部にかけて浮かび上がった悪霊の顔(人面疽とはイメージが違っていたと思う)が、男を不幸と恐怖に落とし入れる、浜慎二の恐怖マンガ。
悪霊は、男に車ではねられて死んだ被害者だったかもしれないが、覚えていない。

魔首/浜慎二 昭45〜
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妖怪水車/水木しげる


「もーれいやっさん、ひしゃくがほしい」と歌いながら、漁船を海に引きずり込む船幽霊の短編。底の抜けたひしゃくを渡して難を逃れると良い、と漁師達の間ではいわれている。水木しげるの妖怪マンガは、ぼくらマガジン誌上ではこれ1作しか記憶にない。他にも何かあったっけ・・?

後にテレビ版「ゲゲゲの鬼太郎」の1エピソードとして放映された。

妖怪水車/水木しげる 昭45〜
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2000年06月06日

のっとり魔子/とりいかずよし


学園サイコサスペンスホラー、とでもいおうか。とりい先生のマンガは、ギャグマンガばかりではなかった。

片思いの同級生の恋人の写真を、呪いながらペンでぐしゃぐしゃに塗りつぶした魔子。翌朝、恋敵の顔には一面醜いぐしゃぐしゃなシミが・・。
自分の能力に気づいた魔子は、やがてすべてを思い通りに支配しょうとする。

とりい先生の絵柄は、少年ジャンプの「トイレット博士」に " メタクソ団 " が登場してブームを呼んだ昭和48(' 73)年以降よりも、この頃の方が私には好みだったりする。

のっとり魔子/とりいかずよし 昭45〜
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ド超人ド3匹/とりいかずよし


おそらく単行本化されていない。作者のとりいかずよし先生自身もこの作品のことは忘れているらしく、オフィシャルHPの作品リストにも載っていない。

じいさんと孫娘と孫の3人の " ド超人 " 達によるうんこギャグ。
ふんどし姿のじいさんの超能力技は、名前は忘れたが、ドブの中を高速移動する能力。
孫娘は、アラビアふうの衣装で、顔にベールをかけた美人。だがベールを取ると巨大なクチビルが表れ、超能力 " ドベッタリキッス " で、キスした相手を発狂させる。
全身をトイレットペーパーでミイラ男のようにくるんだ孫の超能力は、" ジャンボウンチ "。でっかいウンチで、生き埋めにする。

ド超人ド3匹/とりいかずよし 昭44(45?)〜
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2000年06月04日

バロム1/さいとうたかを


ゴルゴ13まんまの顔に、濃いアイシャドウ(長いまつ毛?)を塗り、魔法使いサリーちゃんのパパの髪型を被せると、テレビとは似ても似つかない風貌の、さいとうたかを原作版バロム1になる。

健太郎と武が腕をクロスさせ、友情パワーで正義のエージェントに変身するなど、基本設定はテレビ版「超人バロム1」と同じだが、ドルゲ魔人が出てきたのは、お話のほぼ最終章の1回きりで、初めはドルゲ(黒い霧のようなもので、実体なし)の操る無人の自動車などと闘って(?)いた。

正義のコプーに対する、悪のドルゲのエージェントになったのは、刑務所を脱獄したか何かの凶悪犯罪者で、高圧電線をつかんで魔人に変身したシーンを覚えている。

ちなみに、エージェント=代理人という単語はこのマンガで知った。

バロム1/さいとうたかを 昭44〜
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タイガーマスク/梶原一騎/辻なおき


昭和44('69)年10月に休刊した月刊誌「ぼくら」に代わって新たに創刊された「週刊ぼくらマガジン」の、最初の看板マンガ。梶原一騎マンガの代表的傑作のひとつ。

「ぼくら」最終話で、赤き死の仮面(ザ・レッド・デスマスク)を、苦闘の末、捨てたはずの反則攻撃で倒してしまったタイガーマスク。日本プロレス界から姿を消したタイガーは、パリの暗黒地下プロレスのリングに立っていた。正しい技のプロレスを求め、ウルトラタイガードロップに続く第2の必殺技を身につけるため、命がけの地獄のファイトに身を投じたのだった。

「ぼくらマガジン」での掲載は、覆面世界チャンピオンのタイガーマスクの、プロレス人生最大の敵、ミラクル3との闘いあたりまでだった(以後、ぼくらマガジン休刊 〜 少年マガジンへ)。
" ミラクル3 " とは、「技」「怪力」「反則」の " 3つのミラクル " を、すべて備えた、最強のレスラーの称号。タイガーマスクの必殺技 " フジヤマ・タイガー・ブリーカー " を破ってのけ、一度はタイガーを敗北に追い込んだ。


ぼくらマガジン創刊とほぼ同時期に、テレビマンガ版「タイガーマスク」も放映開始されていたのだけれど、ちょうどこの頃に、ストーリーの進行でマンガ版を追い抜いてしまっていた。テレビ版でのミラクル3の正体は、最強・最凶の大悪役、虎の穴最後の大ボスである、タイガー・ザ・グレートだった。最終話の、3週続いたタイガーとグレートの死闘を、テレビ画面に釘づけ(ホントに)になって観ていたなあ。

タイガーの体にすっぽりとマントをかぶせて視界を奪う反則攻撃で、ヘッドロックの態勢でガンガンとタイガーの頭を殴りつけるグレート。パンチを打つごとに、マントの内側から滲み出す、タイガーの血の染みがじわじわと広がっていく。タイガーは死んじゃうんだろうか? ・・と、怖くて、半泣きなくらいに胸を締めつけられたよ。・・で、ここで上手い具合にCMに入ってじりじりさせられた(笑)。

ラストは、グレートの反則攻撃で、ついに大観衆の面前で虎のマスクを引き剥がされてしまったタイガー。正体の伊達直人の姿のまま、最後の巨悪を倒すため、たとえちびっこハウスの子供らから悪役のそしりを受けることになろうとも、闘うことを決意。凄絶な死闘の末、グレートを絶命させる、・・マンガ版よりかなり早い最終回を終えた。

名作の名にふさわしい、本当にすばらしいエンディングでだった。思い出してこんなことを書いていたら、感動が甦ってきたな。


で、ミラクル3なのだが、マンガの方ではどうだったのかというと、" 3つのミラクル " を備えているどころか、実は3人いて、それぞれが「技」「怪力」「反則」のパートを別々に受け持っており、2人はリング下に隠れていて、入れ替わって3人替わりばんこにタイガーと闘っていました、・・という、子供心にも目の前が真っ白になってしまう程のヘボいオチがついていて(笑)。

いや、・・今ではその2つの思い出のあまりの落差が妙にツボだったりするので、ミラクル3はこのサイトのタイトルに使わせていただくほどの、私の中では非常に格の高いエピソードなわけですが、・・梶原一騎先生、リスペクトです(笑)。


「タイガーマスク」は、この後、ぼくらマガジン休刊 〜 少年マガジンに場所を移して、なおも妙にだらだらと連載が続いた。最後は唐突に、類を見ないくらいにあんまりな、悲しい結末を迎えるのだけれど、ここでは伏せておこう・・。

タイガーマスク/梶原一騎/辻なおき 昭43('68)〜 ぼくら
昭44('69)〜 ぼくらマガジン
昭46('71)〜 少年マガジン
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死神デース/赤塚不二夫


ぼくらマガジンの記憶とあいまって、赤塚先生のギャグマンガでは一番大好きで、懐かしく思い出される。単行本は曙出版から出ていた、・・かもしれない。小学生時代に買った、赤塚先生の「まんがプロ入門」(曙出版)に、1篇だけ「死神デース」が載っている。貴重。

死亡予定日の前に死ぬ人が多く、地獄はいま、死んだ人でいっぱい。予定日前に死ぬ人の命を助けるため、エンマ大王から命令されて人間の世界にきた、死神デース。デースの両親は地獄の団地をおわれ、地獄の北風さむい原っぱにすんでいる。一生懸命人の命を守って、デースの成績が良くなったら、団地に戻れるのだ。

死神デース/赤塚不二夫 昭45〜
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ぼくらマガジン


「週刊ぼくらマガジン」
昭44('69)年11月創刊。
47年6月休刊〜「週刊少年マガジン」に吸収される。

私の小学2〜4年時に購読し、最も親しんでいた少年マンガ誌でした。
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